【父読書】「死にゆく人の心に寄りそう 医療と宗教の間のケア」玉置妙憂
現役の看護師であり、僧侶でもある玉置妙憂さんの著書。
看護師として妻として夫を自宅で看取ったことを契機に、
僧侶になることを決意したそうです。
看護師としての客観的な判断と、
妻としての感情的な思いは、
相容れない部分もあると思いますが、
どちらも「寄り添う」というところ辿り着いたようです。
身近に看取った人がいる訳ではなく、
暫くはそういう状況になりそうもありませんが、
なんとなく興味が湧いたので読んでみました。
ついてきた本の帯に書いてありましたが、
NHKのクローズアップ現代でも紹介されたようですね。
第1章 市に向かうとき、体と心はどう変わるのか
第2章 看護師の私が僧侶になったわけ
第3章 死にゆく人の心に寄り添う
第4章 生きていく人の心に寄り添う
第5章 医療と宗教が交わる場
読んでも暗い気持ちになることは全くなく、
むしろ今読んでおいてよかった、今知っておいてよかった
そういう気持ちが残りました。
自分も人生の折り返し地点を通過しているはずですし、
こういう情報を知らず知らずのうちに求めていたのかも。
これから読む本の方向軸が一つ増えた感じ。