はじめての古美術鑑賞@根津美術館
所用で都内に出たついでに根津美術館で開催中の
「はじめての古美術鑑賞」を観てきました。
「漆の装飾と技法」という副題のとおり、
蒔絵を中心とした企画展です。
一番最初の展示物は縄文時代の櫛。
束ねた櫛の歯を漆で固めて模様まで描いています。
漆が接着剤兼塗料として使われていたとは😳
「研出蒔絵」「平蒔絵」「高蒔絵」「梨子地」「切金」…
といった蒔絵の技法の紹介がとても分かりやすく、
素人には面白くて勉強になりました。
今回すごいなぁと一番感嘆したのは
「百草蒔絵薬箪笥」という江戸時代の飯塚桃葉の作品。
蓋裏に薬草が百種描かれていて、その美しさはまさに感嘆もの。
しかも薬草の名前まで蒔絵で小さく添えられています。
いや〜。凄いわ。ホント。美しい。
もし手に取ることができたら、1日中眺めていられると思います。
観に行って良かったです。