【父読書】「君たちは今が世界」朝比奈あすか
「世界」と書いて「すべて」と読ませます。
2020年2月の入試で開成と海城で出題された作品で、
長男のリクエストで購入しましたが、
いつものように父ちゃんが先読みしました。
とある事件を起こし、担任の女性教師に
「皆さんは、どうせ、たいした大人にはなれない」
とまで言わせてしまった、
学級崩壊気味な六年三組を描いた4連作です。
決して明るく楽しい話ではありません。
少なくともコレを読んで、他の作品も読んでみよう!😃
という読後感を持つ人は少ないんじゃないかなぁ。
扱ったテーマが重たいだけなんですけどね😓
第一章 みんなといたいみんな
第二章 こんなものは、全部通り過ぎる
第三章 いつか、ドラゴン
第四章 泣かない子ども
エピローグ
第三章と第四章は文芸カドカワに発表されたものですが、
それ以外は書き下ろしだそうです。
大人は心にグサグサきて辛いかもしれませんが、
現在の小6の世界をそのまま映しているのかも🤔
長男の読後の感想を聞いてみたいと思います🙂
使われている言葉は平易で、文章構成も難しくはないですが、
心情理解は読み手の精神年齢に大きく依存する作品ばかり😱
そういう意味では中学入試に最適かもしれませんが、
これを男子校が出題するとはねぇ…😭
流石は開成。レベル高いなぁ。
国語の入試問題に定評がある海城も出題してますし、
これから何年かは、あちこちで取り扱われそうですね。
でもこんな重たいテーマの作品を入試でぶつけられたら、
ひとたまりも無いんじゃないかと思います😱
入試は作品の一部分を切り出すので、それほどでもないのかな。
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