「東山魁夷の青 奧田元宋の赤」山種美術館
隙間の時間を使って日本画を観てきました。
www.yamatane-museum.jp
タイトルにあるように、画家は象徴となる「色」で語られることがあります。
時代によって「色」が変わる画家もいるし、
一つの「色」を究める画家もいます。
今回の展示は、その「色」という切り口で作品を観ます。
「青」「緑」「赤」「白」「黒」「黄」「銀」
これまでに観た作品もあるし、初めての作品もあり。
「色」という横串で作品を見るのも面白いですね。
展示されている作品もいいのですが、
今回は岩絵具や使う道具の説明があったのが面白かったです。
普通は岩絵具なんて見たり触ったりする機会なんて無いですし。
「粒子が細かくなると淡くなる」
「焼いて色を変える」
「銀や白金などの金属も絵具になる」
おぉ。凄いな。
ベタ塗り、際立つ透明感、滑らかなグラデーション、ぼかし…
といった日本画の表現は、
和紙や絹布と岩絵具があってこそなんだと再認識しました。