【父読書】「青い鳥」重松清
いつものように本屋でプラプラしてて見つけた一冊。
中学受験に関わる保護者で知らない人はいないであろう重松清氏の作品。
中学国語非常勤講師の村内先生は、タ行とサ行が吃音になってしまう先生。
様々な事情を抱え込んで心がひとりぼっちになってしまった生徒に対して、
本当に大切なことは何かを伝え、一人ひとり救っていく。
自分の子どもですら接し方が分からなくなるときがあるのに、
こんなに難しい事情がある子どもの心を解きほぐすことが出来るなんて、
作者のあとがきにあるようにスーパーヒーローですよ。ありえない。
でも、それが嫌味でも何でもなく、素直に受け入れられる…
それが重松作品の凄いところだと思います。
重松作品が中学入試で取り上げられる機会が多いのは、
主人公が小中学生ということだけではないですね。
子どもに読んでもらいたいと思わせるものが多々ありますもんね。
大人の側の勝手な理屈かもしれませんけども。
この作品は中学高校としても、
読んで考えて欲しいテーマだと思いますが、
流石に入試問題には出来ないんじゃないかなぁ。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村